テルモス。
その昔、登山用語では「魔法瓶」を指す言葉として使われていた。
20年以上前、学校山岳部の顧問の先生がそういう使い方をしていたから、そんなもんだと思っていた。ホントは単なる商品、メーカー名なんだけど、サランラップがプラスチックラップの代名詞として使われ、サロンパスが湿布薬の代名詞として使われていたのと同じ感覚か。
登山の世界からは全く離れてしまったので、現在この言葉がどのように使われているかはわかんないのだが、一般社会では「THERMOS」は「サーモス」と呼ばれ、やはり魔法瓶の有名ブランドの地位を保っている。
で、このブランドにもいろいろと商品がラインナップされているのだが、現在毎日のように持ち歩き、ヘビーユースしているのがこれ(あたしゃなんでカタカナ語を使ってんだ?)
まだ暑いころに嫁の姉がもってきたのがこいつとの出会い。
彼女は「汗をかかない(結露しない)のがいいのよ~~~」と言って愛用していたのだが、口が大きく氷も入るし、もちろん保温性能もよいので我が家でも使うことに。
そのまま口をつけて飲めるのだけれど、「かばんに放り込んでてもこぼれないよ」との姉の言葉通り、随分と良好なパッキンがついている。
このように二重のフタになっているのだが、
上のフタを開けると
ここが飲み口。中の液体が一度プラスチックの上に出てきて空気と一緒に口に吸い込む構造になっているので、熱すぎるものでも「一気に口に入ってきてヤケドする」ってなことになりにくい。マクドやスタバのコーヒーの飲み口でヤケドしたことがある口にとっては現実的にありがたい構造。
で、本体との接続部分はこんな具合。
パッキンとフタ自体が濡れていると、その水滴が外に出てくることがあるが、中身は全く出てこない。おまけに、上のパッキンよりも下のパッキンの方がきつくしまるようになっており、上フタだけをつまんで開けても(つまり飲もうとしても)下のパッキンがゆるまない。こいつはとっても微妙な感覚なんだけど、実は一番感激した部分。感激のあまり、いつのまにか、我が家には350mlが一つと500mlが二つ、合計3つもこいつがあるのだわ。
で、寒い毎日、外仕事のあたしは毎日こいつを持ち歩いているわけ。
茶が入っていることもあるし、コーヒーが入っていることもある。
ちなみに、350mlのサイズをスタバに持っていくと、トールサイズがちょうどおさまり具合がよろしい。さらによろしいことに、スタバって、容器持込だと20円値引きがあるんだよね。
構造からして、不具合が出るのはパッキン部分であるのは想像に難くないのだが、そこはメーカーも考えていて、パッキンの部品入手が安価にカンタンにできることになっているのも魅力。