柳の下のどぜう、というか、昨日の夢よもう一度、というか・・・・・。あんだけのシアワセ感を味わってしまうと、次もそこへ向かいたくなるのは当然のことでありまして。
しかも今朝は天気予報を裏切って雨。しとしと雨。ほとんど無風の雨。「こりゃ、入れ食い時間は長えぞ~~~」と、期待いっぱい!
ところが。
カマス屋ファンの皆さん、おまたせしました。例によって「ところが」です。
雨のため、昨日よりは夜明けがやや遅い。それでも昨日爆発的に釣れた5:05amは薄明るい状態。投げる。投げやすいから距離が出る。ロングのスロー&ストップ、ナブラを釣るときの「気持ちとは裏腹リトリーブ」をくりかえす。
・・・・あれ?なんだこりゃ????
まったく気配が無い。そういえば昨日、あれだけいた雑魚が足元に見えないゾ・・・・やっぱ潮位が低すぎるかな・・・・??いろいろいろいろイロイロ、少ない引き出しを開け閉めしながら考えるが、結論はひとつ。「サカナがいませ~~ん!」
それでも交通事後ってのはあるもんで、5:15amにテトラの向こう、遠くで一尾。まあ、そこそこのサイズだし、引きは強くてタノシイのだけど、その後が続かない・・・・。いったいどうしたことか。
・・・・って、なにをいまさら。
よくあることじゃん!昨日と全く違うってこと。
とほほ・・・ではあるけれどまあ、また潮位が上がれば状況も変わるでしょ!潮が大きくなる週末以降、見にくることにしましょ~~~~。
さて。
持ち帰ったのは、わずかに1尾。本日は丸のまま塩焼きに。
ところが、さばいてたら久しぶりの方々と遭遇。
サカナと鱗オトシの間にいる二匹。ご存知、「ウオノエ」っていう名の寄生虫。
錦江湾で釣れるアオアジには結構くっついている白い虫。大きい方は体長が2センチを超えるでかさで、腹をすかしてみると卵がいっぱいだった。そんな時期なのかしらん????アオアジの腹にも美しい黄色い卵が入ってたけど・・・・。
小さいほうは雄かな?以前細かく書かれた文献をみたことがあるのだけど、ノミの夫婦のような、そんなことを書いてたような気がする。まあ、どっちにしても久しぶりに拝見いたしました、アオアジのウオノエ君。漢字で書くと「魚の餌」だそうです。この寄生虫を初めて見た昔の人は「サカナが餌を食っとる!」と思ったんだろう~~な。(ベタな想像で申し訳ない)実際のところ、彼らの餌はアオアジの餌の横取りだったり体液だったりするらしいのだが・・・・(詳細は忘れた)
そりゃそうと、世間一般では「寄生虫は気持ち悪い」という見方も多いのだけど、私は「天然モンなんだもの、そりゃ、寄生虫くらいおるわいな!」と思うことにしてます。実際のところ、海のサカナにつく寄生虫で人間にも悪さをする(というか彼らは必死なんだろうけど)からという理由で注意しなけりゃならんのはアニサキスくらいなもんで、其の他の寄生虫でそれほど深刻な害を与えるものはないわけだし。
彼らもイノチガケで頑張ってひっついてるんだな~~と思うとちょこっと同情したりして・・・・。でも、アオアジが太るのを妨害するのは困るな。やっぱでかいのを釣りたいもの。