液温や、その他条件がうまくいくと、イーストを投入してから24時間~48時間程度で、かなり激しい発酵がはじまる。水面上には泡の層ができ、白っぽい容器のフタ越しに、その泡がさらに白く見える。
その頃には、エアロックから泡がぼこぼこ。
このエアロック、発酵の様子が見えるという、ありがたい部品なんだが、容器のフタのしまりが悪いと効いてくれない。フタと容器本体の隙間から、ガスが逃げてしまうのだ。現在、第七弾の仕込みをおこなっているが、エアロックが動いたのは4回。あとの3回は動かず。いまだフタを密封するコツをつかんでいないにわか自ビラーです。
で、4日目くらいから表面の激しい泡がおさまりはじめ、フタゴシにも、泡の白いものが減っていくのが見える。
この後、発酵は徐々におだやかになり、静かに細かい泡が出続ける。
この泡の出がほぼなくなったら一次発酵終了だと思っているのだが。
まだ細かい泡が出ていた6日目。
「炭酸がとけきれずに出てるだけだろ」
なんて思い込みで一次発酵終了としてしまった、ニュージーランドドラフト。
ビン詰めするときには何でもなかったのだが、ビン内発酵が終了したと思われる二週間後。
こんなんなってもうた・・・・
一次発酵が終わってなかったらしく、ビン内に大量の炭酸が発生、すんごく炭酸のきついビールに。ひと口飲んだら腹いっぱいになってしまう。砂糖をたくさん使った自ビールを「サイダービール」などと揶揄する言い方があるが、それどころではない。「コーラの二乗ビール」ってな勢い。
味は悪くないのだけれど、このきつさはしんどい。まあ、箸でかき混ぜて泡を立てながら抜きながら飲めば飲めないこともないのだけど、1ロット数十本分がこんなわけなので、ハンセイすることしきりである。
平日は毎日、「箸で混ぜながら」この「コーラビール」を呑んでいたら、本日ようやく「残りあと4本」ってなところまできた。ヨメはんも、文句言わずに箸をつっこんで混ぜくってました。
正直なところ、とっとと消費してしまい、オサラバしたいビールではあるが、
教訓は我が家に残さねばならない!
てなわけで、あせって早すぎる判断はいかんですよ、ってなハナシなんだけど、この時も、比重計の数字はそんなにおかしくはなかったんだよね・・・・。まあ、フタをきっちり閉めていれば少々長めの放置も悪くないてなハナシも聞くので、今後は注意するつもり。
で、その次のロットの仕込み時、「終わったかな?」と思ってから、さらにもう一日置いたせいか、それなりによい具合に仕上がったような。まあ、そんなもんかな・・・・・。
次回はいよいよビン詰めのハナシなのだ!!