土曜日はカマス釣り。
ハマチのりべ~~んじ!という手もあったのだが、雨の可能性もある中、長時間歩くのがイヤだったのと「今回はつっきあげを作るのだ!」という食欲で、やっぱりカマス釣り。
が。
先週はいた、「クロの大型」がいない。
水曜日は朝方、38センチが15分だけではあるが「ぼっこんぼっこん!」てなハナシだったのだが・・・。
やはり潮位なのか???
タイプ6を沈めての釣りではうんともすんとも言わない。一度アタリがあったのだが、あれは港の中のマメアジだったのかも・・・・
で。
現場に一緒にいた師匠。
はじめからテトラにのってアカピンねらい。
んんん???クロの大型はいないって知ってた???
・・・・・潮位を読んでたのか?
クロの大型がそこにいない、ってことはわかったけれど、そのままアカのピン釣りに入るのはちと気が進まなかったので、隣の港を見に行くことに。
が。
そんなに甘くない。
やはりスダ。
カマスどころか、うろうろしてるはずのエバ子すら遊んでくれない。
再びもどる。8:00すぎってとこか。
乗りやすいテトラに場所をとる。アタシは「ぎっちょ」なので、腰掛ける(もしくはなんかかる)位置の右にラインバスケット、左にクーラーを位置する。テトラの上での釣りってのは見た目以上に疲れ、ストレスもたまるもんで、投げて沈めてリトリーブ、かけてよせてぶりあげてクーラーの蓋を開け、そこに落とし込んでフタを閉め、フタでカマスの頭をはさんで針をはずしてクーラー内に落とし込んでまた投げる・・・・・・・・・・・ってな一連の動作を流れよくこなせる体制ってのが重要なのだわ。
堤防の上からテトラのキワを狙って釣っていたY女史に対し、テトラに降りてくるように言った師匠。その「重要な」体制を作ってやろうとしているのがわかるのだが、手取り足取り腰とりでなんだかエライ丁寧。なんだこりゃ・・・・と思って後で聞いたら、彼女はテトラの上ってのが随分と怖かったらしい。そういえばアタシが港を移動してから帰ってくるまでの1時間以上、ずっとテトラに乗らなかったもんな・・・・。師匠の手取り足取りの時にもぜんぜん「ギ」を言ってなかったし・・・・。まあ、高所恐怖症ならぬテトラ恐怖症ってなとこかな??
それでも体制をきっちり作ってやれば普通のカマス釣り。さすがにキャスティングが「アタリマエ」にできるY女史だけあって、そのまま入れ食いへ突入。
ふ~~ん・・・やっぱ、実力を発揮できる体制を作れるってのは釣り以前に重要なんだネぇ・・・な~んてあらためて感じ入った次第。
しか。
余談なんだけど・・・・・・・・・・。
師匠って、こんなにバカ丁寧な教え方してたっけ?
キャスティングがある程度できるようになるまで釣り禁止((注)今はそんなことはしてません。それどころか、信じられない人もいるでしょうが、初回はフライさえくれるのだっ!)
ってな指導を受けてた世代(10年以上前のハナシね。)にとっては、
ちと違和感のある懇切丁寧さではある。
まあ、もともと女性には丁寧だったっけか・・・・??
・・・・・・・。
だそうです。
(一応女性、の、カマス屋のヨメ談)
おっと。
余談です、余談。
師匠とY女史が帰った8:30頃から9:40までテトラの上でやって、クーラーに入ったのは25尾。
テトラが切れる向こう側、砂地とのキワについてるようにあるのだけど、そこにあわせて投げても釣れないのがいつものこと。しっかり15ydほどなげて30秒ほど入れなければかかからない。ST分だけ投げて10秒入れれば同じところをフライが通過するはずなのだが、これでは全く反応なし。ついてくることさえない。
その後、「やっぱクロの大きいのはおらんかね・・・・」と思ってラインを替え、堤防周りを沈めてまわるが全く反応なし。やっぱ潮位が高いとだめなのかなぁ。その後、「よし、5尾釣ったら帰ろ!」と再びラインをテトラ用のSTに交換、投げるがこれまた潮位なのか?満潮を前にして全く反応を得られず終了。
な~~んかすっきりしなかったのだけど、帰り道すぐで雨が降り出したのでまあ、よかった、ということにしとくか。
ちと大きければ「つっきあげ」を作るつもりだったのだが・・・・・。
22~3cm平均のピンカマスではちと量が足りんような。
だから、とりあえず子供のリクエストに応えて8尾を刺身に。残りは「蒲焼」にしてみた。この時期、新聞やらテレビやらネットやら、「サンマの蒲焼」のレシピ紹介が目白押し。サンマほどは大きくないけど、カマスでもできるじゃろ。という思いでやってみた。
レシピはサンマと一緒。醤油、酒、味醂、砂糖を同量あわせてタレ。小麦粉をはたいてフライパンで焼いたカマスにからめて仕上げ。
「蒲焼丼でしょ!」って言う嫁の希望で「カマスの蒲焼丼」
ホントはまだいろいろと薬味があった方がいいような気がするが、まあ、こんなもんでも大丈夫。ただ、これは子供用に腹骨すいてピン骨も抜いてある。皮を引く以外は刺身と同じなので、処理担当者としては、めんどくさいこときわまりない。
だから、大人用というか自分用は、普通に干すように背開きでひらいただけのものでやってみた。
腹骨、ピン骨付ってことです。
22センチ平均のピンカマスなら、腹骨&ピン骨をとらなくても気にならない、ってことがわかっただけでも収穫か。さすがに尾は食えないけれど。あらためて「油で揚げる」ってな料理法の威力を知った次第。それでも、「生か揚げるか干すか」しか選択肢がなかったところで、ひとつウマイ喰い方がわかっただけでも収穫ですわ。タレの量にもよるけれど、子供もがばがば食ってたし。フライパンのワキで焼いてた葱も実はおいしい。
やったぜ!ってなとこかな。
ムヒっ!