今回の煮込み、45分経過したところでアイリッシュモスというものを投入。
なんでも、不純物をとりのぞく作用があるそうな。実際につかってみたところ、アクが「わっ!」と付着して、アクとりが一気に進むかんじ。アクとり時にとれないものは底に沈んでしまうので、そのまま残す。一次発酵後に発酵容器の底をみると、澱(オリ)としっかりからまっているので、不純物を取り除く効果は大きいと思われる。ちなみにこれ、ある種の海草を乾燥させたものなんだそうな。
で、55分経過後、つまりは煮込み終了前5分にホップを投入。
今回は、販売サイトの指示とおり、ペレットを20g。茶漉しっていうのかな?お茶の葉を入れる不織布の袋に入れて鍋に投入。香りつけのつもり。
ほんでもって、60分の煮込み終了で、鍋ごと冷却。
大きなたらいに鍋を入れ、流水にて冷却。鍋の底にも流水を通したいので、プラスチックの箸を二本、たらいの底に沈め、水が流れるようにしてある。画像は、鍋を開口しているが、普段、冷却時は雑菌混入防止にフタを使用している。ちなみに外気温が高く、水道水の温度も高いときは、なかなか冷却が進まないので、たらいにあらかじめ氷を入れておくのも手である。
徐々に冷却が進み、温度が40度を切った。
発酵容器に入れてある水と、この鍋の中のビールの素(ウォートというそうな)の量と温度の具合で一次発酵スタートの液温が決まるので、この冷却時の温度のタイミングは結構重要である。
今回、あらかじめ発酵容器に汲んでおいた水は21度程度。
この数字は、発酵容器に貼り付けてある『シール温度計』の示す数字である。
ウォートを流し込んだら、24度くらいになった。
この温度が、今回の一次発酵スタートの温度。
ちなみに、発酵容器に入れてある水、アタシは自宅の水道水を使っている。浄水器を通しているものの、普通に蛇口から出てくる水である。このあたりは・・・・鹿児島市中心部を流れる甲突川が水源かな・・・・確かそうだわ。かなり古い家なもんだから、給水管はもちろん鋼管である。だから、塩素分は随分と減っているハズなんだけれど、その分他の不純物は多いだろ~~な~~。まあ、浄水器を通しているからか、今のところ失敗していないようなのでこれでよろしいのではないかと思っている。
ネットであちこち探してみると、どこぞの名水を汲んできたり、スーパーで持ち帰り可能なアルカリイオン水を使ってみたり、はたまた蛇口からの水を一度煮沸して使ってみたり。いろいろと選択肢はあるよう。どんなものでも、雑菌が入ってなければ(もしくは極めて少なければ)それでよろしいかと。しかしまあ、ビールの原料の大部分を占めるのは水なので、そこにこだわりを持つのはごく自然な感覚でしょう。あたしもそのうち大量に名水を汲んでくるようになったりして。
さて。
缶に付属しているイースト。
まあ、これぞホンマモンのビールの種なんやな~~なんて思うんだけど。
いまのところ、この付属のイーストのみの使用で仕込んでいる。
別売りの「上等な」イーストを使うと、これまたウマイビールができるんだとか。
近いうちにトライしてみたいもの。
小袋の口を開き、発酵容器内の液面に振り掛ける。
あらかじめ水に溶かしたりする方法もあるらしいが、とりあえずは
「ふりかけ」でOK.
発酵容器にフタをして、フタの中央にエアロックを準備。
直射日光があたらないところに静置。
これで、一次発酵がスタート!
ここから台所のかたづけなんだけど、キッチン天板の洗浄からかたづけ終了まで、ざっと2時間半ってなところ。9:00pm頃始めて、11:30pm頃に終了することが多いかな。
仕込みも、瓶の洗浄も、この時間にやることが多い。おかげで、いままであまり知らなかった、ローカルAMラジオの番組を聞くようになった。地元MBCの、「ぷれしゃすミュージック」って番組、結構好きです。お気に入りはやっぱ、火曜日だな。80年代のJ-popってやつ。